開店祝いで「おしゃれな花を贈りたい」と思ったとき、同時に出てくる不安が “失礼にならないか” と “相場がズレていないか” です。
さらに実務面では、置き場所・香り・手入れ・受け取り時間まで考えないと、せっかくの花が「相手の負担」になってしまうことがあります。
この記事では、
①失礼を避けつつおしゃれに見せる考え方
②個人/法人の相場
③花の種類ごとの向き不向き
④色・サイズ・デザインのルール
⑤業種別の最適解
⑥手配の段取り(立て札・例文含む)
①〜⑥まで、初心者でもそのまま決められる形で解説します。読み終えた時点で「誰に・何を・いくらで・いつ届けるか」が決まり、迷いが消えているかと思います。
開店祝いで「おしゃれな花」を選ぶ際の注意点
この章では、「おしゃれにしたいけど失礼が怖い」を最短で解決します。結論は、“おしゃれ=派手”ではなく、相手の負担を増やさず体裁が整うことが最優先です。見た目を攻める前に、相手の業種と受け取り事情を押さえるだけで失敗率が下がります。
おしゃれ=派手ではない
開店直後は、店舗側が最も忙しい時期です。そこで「おしゃれ」を成立させる条件は、見栄え以上に運用の軽さです。
そのまま飾れる(花瓶が不要/置くだけで形になる)
香りが強すぎない(飲食・医療・接客で影響が出にくい)
手入れが重すぎない(水替え回数が多い花束は負担になりやすい)
例:同じ10,000円でも、花束より「アレンジメント(器+吸水スポンジで固定した花)」の方が、店舗にとって手間が少なく“気が利いて見える”ことがあります。
※アレンジメント:花瓶不要で、そのまま置いて飾れる形式。
法人/個人で正解が変わる
「おしゃれ」の正解は、贈り主の立場で変わります。
法人・取引先として贈る:体裁(立て札・名札・サイズ感)が優先。おしゃれは“上品に整っている”方向が安全。
個人(友人・家族)として贈る:世界観(色・器・花材)を寄せやすい。ただし置き場所・香りへの配慮は必要。
法人が“センス勝負”に寄せすぎると、相手が社内説明しづらいケースがあります。逆に個人が法人向けの大きい花を贈ると、置き場所がネックになりやすいです。
迷ったときの判断フロー
迷いが消える順番はこれです。
業種確認(飲食/サロン/クリニック/オフィス等)
置き場所(入口・受付・店内・バックヤード)
相場(個人か法人か、関係性の距離)
形式(胡蝶蘭/アレンジ/スタンド/観葉植物など)
色(店舗のトーンに合わせて“外さない”範囲で)
この順番で選ぶと、「おしゃれだけど迷惑」になりにくくなります。
相場はいくら?

この章では、相場の不安を具体的に解消します。ポイントは、金額そのものより、金額に対して“見栄えが成立する形式”を選ぶことです。同じ5,000円でも、選び方で“おしゃれに見える/弱く見える”が分かれます。
個人(友人・知人・家族)|5,000〜20,000円の選び方
個人が開店祝いの花を贈る場合、次のレンジが決めやすい起点です。
5,000円:卓上アレンジ(幅25〜35cm)/小ぶりの花束(花瓶前提)
10,000円:受付に置けるアレンジ(幅35〜45cm)/小さめ胡蝶蘭(ミディ系)
20,000円:入口近くで映えるアレンジ(幅45〜60cm)/胡蝶蘭(3本立ちの小〜中)
用途別の考え方
「忙しい店に負担をかけたくない」→ アレンジ
「上品に体裁を整えたい」→ 胡蝶蘭(ミディ含む)
「会って渡せる」→ 花束も可(ただし花瓶確認)
法人(取引先・関係会社)|10,000〜50,000円の考え方
法人は、相手先で「どこに置くか」「立て札(名札)をどうするか」が必ず話題になります。レンジの起点は次です。
10,000円:小ぶりアレンジ(受付向け)※立て札よりカード向き
20,000〜30,000円:胡蝶蘭(3本立ち)/見栄えのするアレンジ(入口〜受付)
30,000〜50,000円:胡蝶蘭(3〜5本立ち)/スタンド花(置き場所が確保できる場合)
法人は「おしゃれ」を“奇抜さ”で作るより、上質で整った見栄えで作る方が失礼を避けやすいです。
予算別:選べる花の“見栄え”早見
5,000円:卓上アレンジ(器がセンスを左右)/小さめ花束
10,000円:受付に置けるアレンジ/ミディ胡蝶蘭(高さ30〜50cm程度の商品が多い)
20,000円:入口でも成立するアレンジ/胡蝶蘭3本立ち
30,000円:法人でも体裁が整いやすい胡蝶蘭/大きめアレンジ
(※サイズ表記は花屋の規格で異なるため、購入時は“幅・高さ”を確認)
おしゃれで外しにくい花の種類7選
この章では「結局どれを選べばいい?」を解決します。おしゃれ系の選択肢は多いですが、開店祝いでは**“置ける・持つ・手間が少ない”**が外しにくさの軸です。ここでは7種類を、向く/向かないで整理します。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は“定番=無難”と思われがちですが、実際は上品で空間を壊しにくいおしゃれとして成立します。
向く:法人、取引先、目上、クリニック、オフィス、きちんと感が必要な場面
向かない:置き場所が本当に狭い、すぐに撤去が必要な店舗
具体例
個人:10,000〜20,000円のミディ胡蝶蘭(カウンター横に置けるサイズ)
法人:20,000〜30,000円の3本立ち(入口・受付で体裁が整う)
※ミディ胡蝶蘭:通常より小ぶりの胡蝶蘭。省スペース向き。
アレンジメント
アレンジメントは、花瓶がいらないことが最大のメリットです。開店直後の店舗にとって「置くだけ」は強い価値になります。
向く:個人・法人どちらもOK、飲食(香り控えめの花材にすれば相性が良い)
向かない:極端に暑い屋外、直射日光が当たる場所(傷みが早い)
具体例
5,000円:幅25〜35cm(卓上)
10,000円:幅35〜45cm(受付)
20,000円:幅45〜60cm(入口寄り)
スタンド花
スタンド花は、店前の演出として強く、通行人にも見えるのが特徴です。
向く:路面店、イベント性のあるオープン、法人からの贈り物
向かない:店前スペースがない、通行の妨げになる、撤去ルールが複雑
具体例
15,000〜30,000円:1段
30,000〜50,000円:2段
※撤去(回収)を花屋が行うか、必ず確認が必要です。
花束
花束は「手渡し」の華やかさがありますが、店舗側に花瓶・水替え・茎切りという作業が発生します。
向く:相手が花を飾り慣れている、花瓶があると確認できる
向かない:人手が少ない店、飲食(香り・置き場所がシビア)、開店当日でバタバタ
具体例
5,000〜10,000円:写真映えはするが、花瓶前提の一言確認が必須
観葉植物
観葉植物は“長く残る”のが魅力です。ただし、置く場所(光・動線)が整わないと負担になります。
向く:美容室、サロン、オフィス、物販(内装に馴染みやすい)
向かない:日当たりが極端に弱い、置き場所が変えられない
具体例
10,000〜20,000円:床置きの中鉢(高さ60〜100cm)
5,000円:卓上の小鉢(受付のアクセント)
プリザ/ドライ
プリザーブドフラワー(生花を特殊加工して長持ちさせた花)やドライは、水やり不要で管理がラクです。
向く:小さめ店舗、忙しい相手、長く飾って欲しい場合
向かない:相手が“生花のフレッシュさ”を重視する場合、テイストが合わない場合
具体例
5,000〜15,000円:箱入りのプリザ(受付向き)
※プリザ:加工花なので香りは基本控えめ。色のテイストが強く出るため、店舗の世界観に合わせるのが前提です。
バルーンフラワー
バルーンフラワーは写真映えしますが、店舗の雰囲気によっては浮きます。
向く:サロン、アパレル、イベント系、若年層向け店舗
向かない:医療・士業・落ち着いた業態(体裁優先)
具体例
10,000〜20,000円:受付に置けるサイズで、店内の色に合わせて設計
失礼にならない「おしゃれ」の作り方
この章では「センス良く見せたい」を具体ルールに落とします。おしゃれは感覚に見えますが、開店祝いでは色・方向性・サイズの3点を押さえるだけで整います。
色選びの鉄則
初心者が外さない色選びは次です。
無難:白×グリーン(清潔感、業種を選びにくい)
華やか:ピンク/オレンジを差す(祝福の温度感)
注意:赤一色は相手の価値観によっては避けたいと感じることがあるため、初心者は“ポイント使い”に留める
店舗の世界観に寄せるコツ
店のロゴ・内装の基調色が「白・木・グレー」→白グリーン+淡色
黒基調のモダン→白+深めグリーン(暗すぎない範囲で)
パステル系→ピンク・淡色ミックス
デザインの方向性
「おしゃれ」には方向性があります。相手の店に合わせて言語化すると選びやすくなります。
ナチュラル:グリーン多め、木の器、柔らかい色
モダン:白・グリーン中心、直線的、器は黒/グレー/ガラス
シンプル高級:胡蝶蘭、白基調、余白がある構成
花屋にオーダーするなら、
「白グリーン中心で、受付に置ける幅40cmくらい。器はシンプル。香り強めは避けたい」
のように伝えると失敗しにくいです。
サイズの決め方
サイズミスが一番痛いので、置き場所から逆算します。
受付・カウンター:幅30〜45cm、高さは目線を遮らない程度
入口付近:幅45〜60cm、人の動線を塞がない
床置き(観葉植物):高さ60〜120cm(通路幅に注意)
スタンド花:設置場所が必要(店前スペースが前提)
事故を防ぐチェック
店前の通路を塞がないか
受け取り時に搬入できるか(扉幅・階段)
夏冬の環境(直射日光、暖房の風)が当たらないか
業種・お店別|おしゃれ花の選び方
この章では「贈り先の業種に合うか」を解決します。業種によって、香り・衛生・導線の制約が違うため、最適解が変わります。
飲食店|香り・衛生・導線を邪魔しない選び方
飲食店は「香り」と「導線」が重要です。おすすめの設計は次です。
形式:アレンジメント(花瓶不要で管理が軽い)
色:白グリーン+淡色
サイズ:受付なら幅35〜45cm、入口なら幅45〜55cm
予算例:個人 10,000円、法人 20,000〜30,000円
避けたい寄せ方
香りが強い花材中心
入口の動線を塞ぐ大きさ
花束のみ(花瓶問題が出やすい)
美容室・サロン
サロンは世界観との親和性が高く、「おしゃれ」が素直に活きます。
形式:アレンジ/バルーンフラワー/観葉植物(店のテイスト次第)
色:ロゴ色に寄せる(例:ピンク、ベージュ、白グリーン)
器:木・グレー・ガラスなど内装と合わせる
予算例:個人 10,000〜20,000円
ポイントは「器」。同じ花材でも器が整うとおしゃれに見えます。
クリニック・薬局
医療系は、清潔感と刺激の少なさが最優先です。
形式:胡蝶蘭(白基調で整う)/白グリーンのアレンジ
色:白、グリーン、淡いピンク程度
香り:強い品種は避ける
予算例:法人 20,000〜50,000円(体裁重視)
オフィス・店舗(物販)
オフィス・物販は「見た目の整い」と「贈り主が分かる」ことが重視されやすいです。
形式:胡蝶蘭(立て札が映える)/スペースがあればスタンド花
サイズ:受付や入口の空きスペースに合わせる
予算例:法人 20,000〜30,000円が起点
“おしゃれ”は、奇抜さではなく「上質に整っている」で作るのが安全です。
花を手配する際の具体的な手順
この章では「どう手配すればいいか」を、具体手順で解決します。花選びで迷う人ほど、実務で詰まります。ここを押さえると行動が早くなります。
贈るタイミング(前日〜当日/避けたい時間帯/事前確認チェック)
基本は、オープン前日〜当日の午前中に届くと、店内演出に使いやすいです。
ただし開店当日は混雑するため、避けたい時間帯がある店もあります。
事前確認チェック(この3つだけでもOK)
受け取り可能な時間帯
置き場所(入口・受付・店内)
生花OK/香りNGの有無
配送で失敗しない(受取不可・置き配NG・搬入経路・夏冬の注意)
配送で失敗しやすいポイントを先に潰します。
宛名は「店舗名+担当者名」が安全
電話番号を伝票に入れる(不在時連絡)
置き配は避ける(転倒・温度・盗難リスク)
大きい花は搬入経路(扉幅・階段)確認
夏:直射日光の当たる場所/車内放置が起きないよう配送時間を指定
冬:暖房の風が直接当たる場所を避ける
立て札の基本:法人向けと個人向け
立て札(たてふだ)は、贈り主名を掲示する札です。法人の開店祝いでは、贈り主が明確になるため体裁が整います。
一方、個人や小ぶりアレンジでは、カードの方が自然です。
法人:胡蝶蘭・スタンド花 → 立て札が合う
個人:アレンジ・花束 → メッセージカードで十分
立て札の基本形(例)
上段:御祝/祝御開店
下段:会社名(または店名)+役職+氏名
※表記は相手との関係で整えます。迷ったら「御祝」が無難です。
メッセージ例文
個人向け(カード)
「ご開店おめでとうございます。新しいスタートが素敵な日々につながりますように。応援しています。」
法人向け(カード/メール文にも流用可)
「ご開店、誠におめでとうございます。貴店のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。」
気の利いた一言の作り方
相手の店名や屋号を入れる(短く)
“応援”は書いてよいが、過度な煽りや営業は入れない
具体の負担を増やさない(長文にしない)
初心者がつまずきやすいNG例
この章では、初心者がハマりやすい失敗を避けます。「おしゃれ」に寄せたつもりが、相手の負担や誤解につながるケースがあります。
色が攻めすぎて誤解(赤一色・黒っぽい・香り強すぎ)
赤一色:価値観によっては避けたい人がいるため、初心者は“ポイント使い”が安全
黒っぽい:シックだが弔事連想のリスクがゼロではない
香り強め:飲食・医療で支障が出る可能性がある
安全策は「白グリーン+淡色」です。これなら業種を選びにくいです。
サイズミス(大きすぎて邪魔/小さすぎて見栄え不足)
大きすぎ:入口の動線を塞ぐ/置き場がなくバックヤード行き
小さすぎ:開店祝いとして“お祝い感”が弱く見える
対策
受付なら幅35〜45cm、入口なら幅45〜60cmを基準に、事前に置き場所確認
管理負担(花束・鉢・ドライ)で相手の手間が増える
花束:花瓶、茎切り、水替えが必要
鉢:日当たり・水やり管理が必要
ドライ:テイストが合わないと飾られない
「忙しい相手」ほど、アレンジや胡蝶蘭が合理的です。
予算のズレ(相手との関係性に対して高すぎ/安すぎ)
高すぎ:相手が気を遣う/“返礼”を意識させる
安すぎ:気持ちが弱く見える(特に法人)
対策
個人:5,000〜20,000円の範囲で関係性に合わせる
法人:10,000〜50,000円で体裁を整える(置き場所と相談)
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まとめ
開店祝いでおしゃれを成立させるコツは、センスより段取りです。
業種と置き場所を押さえ、相場に合う形式を選べば、失礼を避けながら空間に馴染む花が選べます。
今日決める4点(贈り先/置き場所/相場/形式)
贈り先(業種・関係性)
置き場所(受付/入口/店内)
相場(個人:5千〜2万、法人:1万〜5万)
形式(迷ったらアレンジ or 胡蝶蘭)
最短テンプレ(確認→選定→手配→メッセージ)
確認:受取時間/生花OK/置き場所
選定:色は白グリーン+淡色、サイズは置き場基準
手配:前日〜当日午前を目安に、置き配なし
メッセージ:短く丁寧に(法人は体裁重視)
「おしゃれに見せたい」ほど、相手の負担を減らす設計が効きます。迷ったときは、上品に体裁が整う胡蝶蘭、または花瓶不要のアレンジを起点に考えると、失礼を避けながら決めやすくなります。

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